【新平渓煤礦博物園区】(台湾・新北市平渓区)
新平渓炭鉱跡地に設置された博物館で、2016年に田川市石炭・歴史博物館と友好館の協定を締結しました。同博物園区には、当時のままの坑口が現存しており、「一つ目小僧」と呼ばれるトロッコに乗車できるなど、炭鉱を体験できる施設となっています。
今回の展示会では、「輸送」をテーマとした展示を行っています。
【平渓老街】(台湾・新北市平渓区)
台湾・新北市平渓区は、基隆河上流域に位置する産炭地域で、風光明媚な景色の中を平渓線の鉄道が往来しています。2021年8月30日に、田川市と平渓区は友好交流に関する意向書に調印しました。
今回の展示会では、「炭坑の風景」をテーマとし、平渓駅周辺の老街にて展示を行っています。
【菁桐礦業生活館】(台湾・新北市平渓区)
平渓線終点の菁桐駅は、台陽鉱業の石炭専用線(石底線)として今から100年前に開業した駅で、駅周辺には、石底斜坑跡など、現在でも炭鉱の遺構が多く残されています。
今回の展示会では、菁桐地域の炭坑の歴史と文化を伝える菁桐礦業生活館にて、「坑内労働」をテーマとした展示を行っています。
【猴トン※礦工文史館】(※トンは石へんに同)(台湾・新北市瑞芳区)
猴トン煤礦博物園区は、戦後、台湾で最大規模を誇った炭鉱・瑞三鉱業の跡地に設置された博物園区で、日本時代から戦後までの炭鉱の遺構がまとまって保存されています。猴トン礦工文史館は、炭鉱の旧施設をOBの手によって改装したもので、炭鉱の資料が数多く展示されています。
今回の展示会では、「炭鉱の道具、機械、設備」をテーマに展示を行っています。
◆会期◆
2021年10月5日から12月31日まで
◆展示の内容◆
各会場でのテーマにあわせ、地元の炭鉱及び鉄道の資料や写真に加え、山本作兵衛炭坑記録画(複製画)や、筑豊及び釧路(北海道・釧路市立博物館提供)の炭鉱と鉄道の写真を展示しています。