(解説文要約)
大正6年頃まで、炭坑ではキップという私幣が使われていました。
炭札(すみふだ)、炭券(たんけん)とも呼ばれたキップは、
各炭坑が独自に発行し、その炭坑直営の売店や指定の店でしか使えませんでした。
現金と引き換えることもできましたが、割高な手数料を取られました。
キップには、それぞれの炭鉱会社のマークや朱印が入っていました。
Until around 1917, coal mining companies issued vouchers, known as Kippu, Sumifuda or Tanken, to miners in their employ.
These vouchers, valid only for use at colliery-owned or affiliated shops, could be changed to cash, but at a very high commission rate.
Each company stamped their seal and value on the vouchers to clarify its validity.