地域の特性を活かした個性あふれる農業で、安全で安心な農作物を産み出しています。
こだわりの米づくりでAランクの味
田川市は水稲中心の農業を発展させてきました。英彦山、福智連山、香春岳と三方を山で囲まれた田川盆地は夏季と冬季の寒暖の差が大きく、田川市は「おいしいお米の産地」として米穀データバンク「米マップ'07」において福岡県内で最もおいしいAランクの区域に入っています。
新技術によって魅力的な品質を実現
米のほかにも野菜や果樹、花類などの園芸作物、鶏・牛・豚の畜産業も盛んで、特に園芸作物では限られた土地を有効に利用するため、高収益型のハウス栽培を取り入れた近代的な農業にも力を入れています。
ハウス栽培では、加温設備を設置して周年生産を行ったり、安全・安心を求める消費者ニーズにこたえるために防虫ネットなどを設置し、農薬や化学肥料の使用を抑えたりする栽培に取り組んでいます。また、新技術を導入し、アスターやパプリカの周年栽培を行い、生産を安定化させる高付加価値栽培を実施しています。
▼アスター
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【JAたがわ農産物直売所「来てみんね かながわ」】
JAたがわ直営の直売所です。田川産の農産物である牛肉、豚肉、鶏卵、米、生鮮野菜(パプリカ、アスパラなど)、イチゴ、イチジクをはじめ、トルコギキョウ、菊などを販売しています。さらにこれらの農産物から作る惣菜や菓子、味噌、漬物といった「田川ならでは」の味も数多く並び好評を博しています。
生産者の顔が見える直売所づくりによって、“安心”“新鮮”“おいしい”を届けています。
【ふるさとの味に最先端の技術】
望岳台団地育苗センター(JAたがわ) 平成19年5月から稼動開始した苗の安定供給を図るための大規模施設。野菜や花類計59品目を育苗し、高品質な苗を安定供給しています。
【田川ブランドの筆頭 「ピュアパプリカ」】
平成16年から金川地区の農家で栽培しています。外国産に比べ鮮度が高く、シャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴です。
農家、農協、行政、そして地元企業が一体となって販売戦略に取り組み、過剰供給による値崩れを避けブランドイメージを保つため、加工品の開発に着手しました。1年半に及ぶ試行錯誤の結果、万能ソース「パプリカソース」が完成。ブランド力を一層強めています。