互いを認め、尊重する。豊かな人間性を育むまち
学校教育分野では、自分の良さや個性に自信を持ち、主体的に行動し、必要とされていると感じる人間の育成のために、学校・家庭・地域が緊密に連携した「自己有用感を育む三位一体の教育」をめざしています。また、教師の授業力の向上を図る田川市学力向上プロジェクト、小中学校などの老朽化した校舎の改造や耐震化工事を進めています。
生涯学習分野では、市内8校区の住民が自主的に運営する校区活性化協議会が主体となり、祭りや催事をはじめ、公民館部会、青少年部会、福祉部会などで活力あふれるまちづくりに取り組んでいます。
公民館まつりでは、市民が中央公民館や地区公民館の講座で学習した成果を発表しています。青少年健全育成のためには、乳幼児期の教育が人間形成の重要な基盤となることから「0歳期教育親子教室」を開催し、また、中学生に社会の一員である自覚を促すため、人権・環境・国際交流などについて自分の考えを発表する「わたしの主張」大会を開催しています。
図書館では、本の貸し出しだけでなく、絵本の読み聞かせやこども童話発表会、郷土史市民公開講座など読書への関心を高める取り組みを行っています。また、約3千500冊の本を載せた自動車文庫「いずみ号」が市内を巡回しています。
人権教育分野では、「田川市人権教育・啓発基本計画」(平成16年)と同「実施計画」(平成18年)を策定しました。毎年7月の福岡県同和問題啓発強調月間にあわせた街頭啓発活動、12月の人権週間に開催する「講演会」や「人権フェスタinたがわ」を通じて、人権のまちたがわをめざしています。また、「田川市男女共同参画推進条例」(平成16年)や一人ひとりを尊重し、豊かに輝くまち・田川をうたった「田川市男女共同参画プラン」(平成19年)を策定し、性別にとらわれず共に認め合うまちづくりを進めています。さらに、田川市女性人材バンクを設置(平成19年)して、女性のアイデアを市政に反映させています。
▼人権の花ひまわりと小学校の児童
【田川市男女共同参画センター「ゆめっせ」】
男女共同参画社会の実現に向けて、さまざまな活動を行っております。「ゆめっせフェスタ」の開催や「男女共同参画研修会」、「男の料理教室」、さらには、女性相談事業が主な取り組みです。また、啓発情報誌「波紋」の発行や各種団体の自主的活動の支援なども実施しています。
【子どもカルタ大会】
「いろはカルタ」をチームで競い、吟者が札を読むと500人以上の小中学生が一斉に札を探します。全チームの順位が決まる全国でも珍しい大会です。
【少年カヌー教室】
田川市を流れる彦山川で子どもたちにカヌーの技術指導をしています。川を下ってのキャンプもあり、集団生活や水辺の環境なども楽しみながら学んでいます。