田川市は、福岡県のほぼ中央部に位置し、三方を山で囲まれた盆地にあります。北九州市から約35km、福岡市から約50kmと利便性の高い地域です。我が国の近代化を支えた「黒いダイヤ」と言われた「石炭」、「白いダイヤ」と言われた「石灰石」の産地として発展してきました。また、全国的に知られている「炭坑節」も田川が発祥の地です。しかし、昭和30年代のエネルギー革命により石炭産業は衰退し、石炭産業を中心として発展してきた本市に大きな打撃を与えました。炭坑閉山とともに、人口も減少の一途を辿っています。石炭産業に代わる基幹産業の構築に向け、市を挙げて地場企業の活性化、新たな産業の創出に取り組み、その一環として平成16年から宝石のように色鮮やかな「パプリカ」の栽培に取り組んでいます。