本市では、教育改革のひとつとして、教育の情報化(ICT教育)の推進を強力に推し進めてきました。
この度、全国ICT教育首長協議会が主催(文部科学省 後援)する「2020日本ICT教育アワード」において、本市の取組が高く評価され、栄誉ある「文部科学大臣賞」を受賞いたしました。本市は、昨年度の同大会において、「審査委員長賞」に続く2年連続の受賞であり、本大会の最上位賞である文部科学大臣賞を今年度受賞できたことは、本市の取組が高く評価された証であり、快挙といえます。
受賞の大きな要因として、市長部局と教育委員会、学校が一体となって、田川市ならではの教育の情報化を推進してきたことが挙げられます。
市民の皆様には、これまでの本市の教育の情報化の取組について知っていただき、今後の更なる機器整備や各学校での取組に対するご理解とご協力をお願いいたします。
○ 2020日本ICT教育アワード 受賞記念プレゼン動画は、こちらから視聴できます。
→ https://ictmayors.jp/index.html#a20200604
○ 田川市「教育の情報化ビジョン(教育の情報化推進基本計画)」(後期分)はこちらから視聴できます。
→ 田川市教育の情報化ビジョン(後期) (PDF:798.3キロバイト)
【審査の経過】
協議会加盟自治体(R2.5月現在 135自治体)及び協議会に未加盟の自治体のうち、教育クラウドの時代の調達についてのアンケートに回答した48自治体の中から、第1審査で選出されたノミネート9自治体について最終審査が行われ、文部科学大臣賞、総務大臣賞、経済産業大臣賞、日本ICT教育アワードの各賞が決定された。
【受賞自治体】
<文部科学大臣賞> 福岡県田川市
<総務大臣賞> 長野県喬木(たかぎ)村
<経済産業大臣賞> 長野県伊那(いな)市
<日本ICT教育アワード> 福島県新地(しんち)町
【審査結果の講評】
◆ 福岡県田川市
文部科学省のICT活用教育アドバイザー派遣事業を契機に、首長部局、教育委員会、学校が一体となった推進体制を整え、「田川市教育の情報化ビジョン」を策定し、どの子にも分かる授業、児童生徒の情報活用能力の育成、校務の情報化による児童生徒と向き合う時間の確保を目指してきた。平成29年度に市内小・中学校の全ての普通教室に大型提示装置(178台)及び実物投影機、デジタル 教科書を一斉に設置して以来、ICT環境整備を計画的に進めてきた。段階的な教員研修、推進校による授業公開(全学級公開)への全市内教員の参加、ICT実践事例集の作成など、教員のICT活用指導力の向上に務めた。その結果、ICT環境で集中できている児童生徒が約80%、ICTが活用できている教員が80%以上を示し、JAET主催の「学校情報化認定」では、全17校が「学校情報化優良校」に認定され、「学校情報化先進地域」にも認定された。取り組み全体が他の首長部局、教育委員会、学校が大いに参考にできる好事例である。