令和元年度に実施した田川市空家等実態調査について結果を報告します
1 空家等とは?
「空家等対策の推進に関する特別措置法」で定義された「空家等」であり、
使用されていない期間がおおむね1年以上経過した建築物及びその敷地を指します。
2 空家等実態調査をなぜ行ったのか?
空家等の現状を把握し、データベースの整備と適切な空家等管理の促進を図るために実施しました。
3 調査方法
市内戸建建築物に対して全棟調査し、空家等については写真撮影も行い、
危険度判定、市場価値調査、所有者意向調査を行いました。
また、危険度判定及び市場価値調査については、不動産鑑定士、土地家屋調査士、
1級建築士の知見を基に判断しています。
調査項目一覧表
項目 | 内容 | 備考 |
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建物の基本情報 | 用途、階数、構造等 | |
空家判定指標 | 表札の有無,郵便受けの状態、 電気・ガスメータ等の稼働状況等 | |
危険度判定 | 危険性、防犯、景観、生活環境等 | A~Dにランク分け |
市場価値調査 | 外構等の状況、接道の状況等 | A~Dにランク分け |
※ ここでの市場価値調査は家屋所有者と土地所有者が同一であると想定し判定
4 調査結果
○ 危険度判定
| 現状のまま 活用可能 (A) | 修繕すれば 活用可能 (B) | 将来的に危険 となる恐れ (C) | 倒壊の危険性 (D) | 合計 |
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戸数 | 828 | 298 | 90 | 45 | 1,261 |
割合 | 65.7% | 23.6% | 7.6% | 3.6% | |
※ 外観のみの調査
○ 市場価値調査
| 売却・賃貸が 比較的容易 (A) | 売却・賃貸の 期待性あり (B) | 売薬・賃貸の 期待性が低い (C) | 売却・賃貸が 困難 (D) | 合計 |
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戸数 | 313 | 207 | 259 | 483 | 1,261 |
割合 | 24.8% | 16.4% | 20.5% | 38.3% | |
※ 外観のみの調査
※ 危険度判定での「現状のまま活用可能」の戸数と比較して「売却・賃貸が比較的容易」の戸数が
大幅に少ない理由は、接道状況や駐車場の有無等を考慮したことによる。
○ 意向調査
499件について回答を受け取りました。(約40%の回答率)
調査結果は、 所有者等意向調査結果 (PDF:323.7キロバイト)のとおりです。