☆統合失調症とは
統合失調症は、およそ100人に1人弱がかかる病気です。
こころや考えがまとまりづらくなってしまい、そのため、気分や行動、人間関係などに影響が出てきます。
統合失調症には、幻覚や妄想など健康なときにはなかった状態が表れる陽性症状と、意欲の低下や感情表現が少なくなるなど健康なときにあったものが失われる陰性症状があります。
周囲から見ると、独り言を言っている、実際はないのに悪口を言われたなどの被害を訴える、話がまとまらず支離滅裂になる、人と関わらず一人でいることが多いなどのサインとして表れます。
早く治療を始めるほど、回復も早いといわれていますので、周囲が様子に気づいたときは、早めに専門機関に相談してみましょう。
高血圧や糖尿病などの生活習慣病と同じように、早期発見や早期治療、薬物療法と本人・家族の協力の組み合わせ、再発予防のための治療の継続が大切です。