「えせ同和行為」の基礎知識 |
|
「えせ同和行為」とは
●「えせ同和行為」とは、同和問題を口実に企業や行政機関などに「ゆすり」「たかり」をする行為で大きな社会問題となっています。不当な要求の中で一番多いのが高額な図書の購入を強要するケースです。
● 同和問題の解決は、国民の基本的人権に係る最も重要な課題の一つです。「えせ同和行為」は、不当な要求を受ける人に被害を及ぼすだけでなく、国民の間に同和問題に対する誤った意識を植え付け、新たな差別意識を生む大きな要因となっています。これまで永年にわたり取り組んできた同和教育や啓発活動の成果を覆す許されない行為です。
基本的注意事項
● 不当な要求や必要のない要求に対しては、断固として拒否する姿勢が何より大切です。たとえ同和問題を名目に要求されたとしても結論は同じです。
● えせ同和行為者は、弱い者に強く、強い者に弱いため安易に妥協はしないでください。「今回だけですむなら」などと安易に妥協をすると、さらにつけ込まれます。
● えせ同和行為者は、刑事事件になることを怖がっているため激しい言葉で威圧しても暴力的行為に出ることはまずありません。また、仮に暴力的言動があれば、すぐに警察へ通報するなどの法的手続きが取り易くなります。 |
「えせ同和行為」を受けたら
● 法務局では、「えせ同和行為」排除のための相談を受け付けています。
必要に応じて警察や弁護士会等と連絡をとる体制を敷いていますので、同和問題を口実に不当な要求を受けた場合は、必ず法務局へ連絡をしてください。
● また、法務省が作成した えせ同和行為対応の手引き」( PDF:256.7キロバイト)もあるため必要な方は、法務局田川支局までお問い合わせください。
福岡法務局田川支局 〒825-0013 田川市中央町4番20号
TEL0947-44-1426