隣保館では
趣味の講座や各種イベントを通じたふれあいの中で、福祉の向上や人権啓発の住民交流の拠点として、さまざまな活動を行っています。
現在、田川市には上伊田隣保館・中央隣保館・弓削田隣保館の3つの隣保館があり、それぞれ活発な活動を行っています。
隣保館の「隣保(りんぽ)」とは
辞書などには、「となり近所の人々」や「近隣の人々によって組織された互助組合」と書いています。そして、隣保館で取り組んでいる内容の「 隣保事業 ( りんぽじぎょう ) 」については、セツルメントと同じようなものと書かれています。
セツルメント(運動)とは、19世紀の後半にイギリスで経済的に困っている人たちを救済するために発生したボランティア活動のことです。日本でも約100年前(明治中ごろ)に同じような運動が起こり、それが隣保事業の始まりだと言われています。
関東大震災のあと、東京の本所区(今の江東区)に東京帝国大学(今の東京大学)の学生や教授たちが、災害にあった人たちの救済のためにバラック小屋を建てて活動したという例も報告されています。
人権学習や啓発の場として活用されるのは昔も今も変わりませんが、現在では、子どもから高齢者までさまざまな年代の人が集まる拠点としての性格が強くなっています。 |
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講座の開催
隣保館では事業の一環として、各種講座を開催しています。
受講期間は1年間で、毎年4月の開講です。受講生の募集は、毎年3月上旬に行っています。
相談業務の実施
隣保館では事業の一環として、地域住民の生活上の相談、人権に関わる相談に応じています。
開館時間
● 開館時間 :8時30分~17時まで
● 休館日:土曜日・日曜日・祝日、12月29日~1月3日まで
※ 講座開催日は、休館日でも開館しています
福祉避難所として
上伊田隣保館・中央隣保館・弓削田隣保館は、台風や豪雨などによる災害時における田川市の福祉避難所に指定されています。中央隣保館にはオストメイト対応の多目的トイレも設置されています。お気軽にお問い合わせください。