住まいのエンディングノートを活用しましょう
国土交通省・日本司法書士会連合会・全国空き家対策推進協議会により、「住まいのエンディングノート」が作成されました。是非とも住まいやご自身の将来のことを考えるきっかけづくりとしてご活用ください。
▼ノートのダウンロードはこちら▼
現在、わが国では、空き家の増加が大きな社会問題となっています。
空き家の問題は他人事ではありません。現在は空き家でなくても、皆さまが高齢者施設などへ転居したり、相続した子どもが居住しなかったりなどの理由で、住まいが空き家となってしまうことがあります。
ご自身や相続したご家族などが空き家の問題で困らないよう、元気なうちから、住まいの将来についてご家族で話し合って、エンディングノートを作成してみてはいかがでしょうか。
1. 住まいのエンディングノートとは?
住まいの終活には、不動産についての専門的な知識が必要になることもあるため、何から手を付けたらいいかわからない方が多くいらっしゃいます。そんな方にも使えるように、不動産の終活について特に相談の多い内容がまとめられたエンディングノートです。
第1部 住まいのエンディングノートを作成してみよう
第1部は、将来、ご家族が住まいについて様々な判断や手続を進める際に必要な情報を記入するページです。親と子が一緒に住まいの将来を考えるきっかけづくりにご活用ください。
第2部 住まいの将来を考える際に知っておきたいこと
第2部では、住まいの将来を考える際の参考となる情報を、住まいを売る・貸す・所有し続けるの3種類についてご紹介しています。また、相続に関する資料や、困った時の司法書士への相談先なども記載されています。
2. エンディングノートを残す意味
住まいのエンディングノートを作成することは、おもに4つの意味があり、将来の安心を確保することにつながります。
(1)自分の意思を家族に伝える
(2)相続や住まいの処分がスムーズになる
(3)家族の負担を軽減する
(4)住まいに関する不安の解消になる
終活を進めている皆さんにとって、住まいの整理は自分だけでなく、家族にとっても重要な準備です。今のうちにしっかりと意思をまとめ、家族が安心してサポートできる環境を整えてみてはいかがでしょうか。
3. 住まいのエンディングノートに関するよくある質問
Q1: どんな人が住まいのエンディングノートを活用すべきですか?
住まいのエンディングノートは、特に自宅を所有している人や、将来の住まいに関する計画がある人に役立ちます。例えば、今後の住まいの処分や相続を家族にしっかり伝えたい人、住宅ローンが残っている人、施設への入居を考えている人など、住まいに関する将来的な決定を家族と共有したい人にとって有効です。
Q2: 書く際に注意することはありますか?
正確な情報を記載し、家族に分かりやすい内容にすることが重要です。定期的に見直して、情報が古くなっていないか確認しましょう。また、ノート自体は法的効力がないため、相続や遺言に関する内容については、公正証書遺言などの法的な手続きと併用するのが望ましいです。
Q3: 相続や法律に関する疑問はどこに相談すればいいですか?
相続や法律に関する疑問は、弁護士や司法書士、税理士などの専門家に相談するのが最適です。また、自治体の無料相談窓口や、相続に関する専門機関でもサポートを受けられます。特に複雑な問題や、大きな財産を含む場合には、早めに専門家の助言を求めることが大切です。