HPVワクチンキャッチアップ接種とは
子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）については、平成25年6月14日付の厚生労働省健康局通知により、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛み等がワクチン接種後に見られたことから、副反応の発生頻度等がより明らかになるまでの間、定期接種の積極的勧奨を差し控えるよう勧告があり、積極的な接種勧奨は控えられていました。
「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会及び薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会」において、子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）の有効性及び安全性に関する評価等について継続的に議論が行われた結果、安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、積極的な勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当であると令和3年11月12日に開催された同部会及び調査会において判断されました。
この判断に基づき、令和3年11月26日付の厚生労働省健康局通知により、現在では積極的な勧奨の差し控えを取りやめ、接種を勧奨しています。
このことから、平成25年6月から令和3年11月までの間、接種勧奨を差し控えていたことから接種機会を逃した女性の方を対象に、令和4年度から令和6年度までの3年間に限り「キャッチアップ接種」を実施しています。
「キャッチアップ接種」では、従来の対象年齢の範囲を超えて、定期接種として子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）を接種することができます。
令和7年3月31日で「キャッチアップ接種」の期間は終了します。接種を希望する方は、早めの接種をご検討ください。
詳しくは厚生労働省ホームページ
（外部リンク）をご覧ください。
厚生労働省リーフレット（キャッチアップ接種）（PDF：1.39メガバイト）
厚生労働省リーフレット（子宮頸がんワクチン）（PDF：3.68メガバイト）
対象者
次のすべてに該当する方
・平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた女性
・過去に子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）の接種を合計3回受けていない方
実施期間
令和7年3月31日まで
（本年度が「キャッチアップ接種」の最終年度です。）
接種回数
3回接種のうち未接種回数分
※過去に1回も接種したことのない方は期間内に3回接種することができます。
過去に1回または2回接種したことがある方は、原則同じ種類のワクチンを残りの回数分接種できます。
接種費用
無料（全額公費負担）
接種場所
福岡県内の医療機関であれば、接種できる場合があります。
田川市民の方で福岡県外等で接種した場合
やむを得ない理由により、福岡県外や上記接種場所に掲載のない医療機関等で接種を受け、接種先で接種費用を自己負担された場合、その接種費用について払い戻しを受けることができます。（償還払い）
ただし、予防接種費用の全額の払い戻しが受けられるとは限りませんのでご注意ください。
詳しくは接種前に問い合わせください。
自費で接種された方への償還払い
キャッチアップ接種の開始に伴い、自費で子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）を接種された方に対し償還払いを行います。
申請が必要です。詳しくは問い合わせください。
対象者
次のすべてに該当する方
・キャッチアップ接種の対象年齢の女性
・平成25年6月から令和4年3月31日までに自費で子宮頸がん予防ワクチン（HPVワクチン）を接種した方