高齢者用肺炎球菌ワクチン
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定期接種の目的
肺炎は日本人の死因の第5位を占め、肺炎の原因となる細菌には様々なものがありますが、高齢者の肺炎の原因で最も多く、重症化しやすいものが肺炎球菌です。
この予防接種は、肺炎球菌感染を予防する効果があります。糖尿病や腎臓病等、他の持病によって免疫力が低下している方は、肺炎にかかりやすく重症化しやすいので、接種を希望する方はかかりつけ医とよく相談して受けましょう。
このワクチンは、接種を受ける法律上の義務はなく、接種を希望する方が受けることができます。
接種を希望する方は、接種の機会を逃すことがないようにご注意ください。
定期接種の対象者
田川市にお住まい(田川市に住民登録がある)で、下記のいずれかに該当する方が対象です。
●満65歳の方(65歳の誕生日の前日から66歳の誕生日の前日まで)
【注意】定期接種の対象は65歳の方(64歳以下は対象外)か満基礎疾患等のある方に限られます【注意】
●満60~64歳で心臓や腎臓、呼吸器の機能の障がいがあり身の回りの生活を極度に制限される方や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障がいがあり、日常生活がほとんど不可能な方(概ね身体障害手帳1級相当※1)
※1_接種にあたっては、身体障害者手帳または医師の証明書の提示が必要です。まずはかかりつけ医にご相談ください。
※(注)年齢要件を満たしていても、肺炎球菌の予防接種を過去に1度でも受けた方は、定期予防接種の対象とはなりません。
※(注)令和元年度から始まった国の経過措置(65歳以上から5歳刻みの年齢の方対象の助成制度)は、令和6年3月31日で 終了しました。
定期接種期間
令和6年4月1日(月曜日)~令和7年3月31日(月曜日)
定期接種費用(自己負担額)
自己負担額 3,000円 ※65歳未満などの場合で対象者にならない場合は、医療機関が定めた全額が自己負担になります。
(生活保護受給者は無料 → 生活保護受給者証明書が必要)
(中国残留法人等に対する支援給付受給中の方は無料 → 中国残留法人等に対する支援給付受給者本人確認証が必要)
定期接種可能医療機関
事前予約が必要です。
高齢者用肺炎球菌予防接種(定期予防接種)は、福岡県内の医療機関でも受けられますので、福岡県医師会ホームページ
(外部リンク)を参照してください。
予診票・説明書
請求書
注意事項
【一般的注意】
【予防接種をうけることができない方】
明らかに発熱のある人(体温が37.5度以上の場合はできません)
重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
ワクチンに含まれる成分、または卵等によって『アナフィラキシーショック』を起こしたことがある方
『アナフィラキシーショック』とは、通常接種後30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。発汗、顔が急にはれる、全身にじんましんが出る、吐き気、嘔吐、声が出にくい、息苦しいなどの症状に続き、血圧が下がっていく激しい全身反応です。
その他、医師が不適当な状態と判断した場合
【予防接種を受けるときに担当医とよく相談しなければならない方】
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患、発育障害等の基礎疾患を有する方
- 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた者及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方
- 過去に痙攣の既往のある人
- 過去に免疫不全の診断がなされている者及び近親者に先天性免疫不全症の者がいる人
- このワクチンに含まれる成分に対してアレルギーを呈するおそれのある人
【予防接種を受けた後の注意事項】
- 接種後24時間は副反応の出現に注意しましょう。特に30分以内は健康状態が急激に変化することがありますので、医師(医療機関)とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
- 接種当日の入浴は、差し支えありませんが、過激な運動や飲酒は、接種後24時間以内はさけましょう。