北 敢さん(高校の先生)
出身地:千葉県
移住時の年代:20代
千葉県成田空港の近くで育つ、高校時代はアメリカで過ごし横浜の大学を卒業後、東京で大手不動産会社へ就職。人と関わる仕事がしたいと転職。現在は、高校で地理歴史・公民の授業を教えながら、「総合的な探究の時間」を担当している
移住のきっかけはなんですか?
NPOから紹介された派遣先が、ここ田川市でした。東京からスーツケース一つ、バッグパック一つで福岡空港に着き、その足で、カーディーラーへ向かい購入する車を決めて、代車で田川にやってきました。
最初の印象は「田舎だな。」でも、自然に囲まれて居心地がよさそうなところだと感じました。確か4年前の1月か2月だったと思いますが、めちゃくちゃ雪が降っていて「九州でもこんなに雪が降るんだ!」って、福岡は南のイメージがあったのでびっくりしましたね。
到着して1カ月間くらいは、いいかねPaletteに宿泊していました。
「いいかねpalette」とは

いいかねPaletteは、2014年統廃合となって生まれた廃校、旧猪位金小学校を利活用して「音楽を中心とするコンテンツ産業の創出・集積」を目指し「福岡コンテンツバレー構想」の中心拠点として2017年4月にスタートされた施設です。
レコーディングスタジオ、シェアライブラリーのほか、宿泊施設も備え国内外を問わず、世界中から福岡を訪れる方々の行動拠点、次の目的地への休息地点としても活用されています。
田川市のいいところってどこですか?
「人の熱さ、祭りなどの文化が根強い」そんな面白いところですね。おもしろい人が多いんですよね、田川のために何かしたいという人が多いように感じます。色々な経歴をもった“熱い人”が魅力ですね。そんな方々と関わるうちに、自分も何かしら田川にかかわっていきたいと考えるようになりました。
“素直で元気”そんな田川の子どもたちには、「自分で考える力」「社会を見る力」をつけてもらいたいと願っています。そのためには、社会の理解やできるのであれば地域の人が学校に入って一緒に教えていけるような環境づくりが必要だと考えています。子ども達には、身近にある社会、地域を題材にして様々なことを知ってもらいたいですね。
子どもたちが頑張る姿を見て、地域の方々も応援したい!と後押しするという、いい相乗効果が生まれると思いますよ。
移住を検討している方へメッセージをお願いします。
訪れると自然の良さを感じられます。本当の田川の良さを知りたいならば、ぜひ人とふれあってください。その人が田川をつくり、文化を育んでいます。きっとその熱さを感じることができると思います。