昨年は、「九州・山口の近代化産業遺産群」として世界遺産登録を目指しておりました二本煙突と伊田竪坑櫓が、残念ながら専門家委員会の提言書から漏れてしまいました。
しかしながら、筑豊・田川の炭坑が日本の近代化に大きな功績をもたらしたことは動かしがたい歴史上の事実であり、私たちはこうした故郷の歴史に誇りを持ち、貴重な文化財として保存・継承してまいります。
また、4回目を迎えましたTAGAWAコールマイン・フェスティバルでは、田川市観光文化大使の哀川翔さんらに連日まつりを盛り上げていただきました。竪坑戦隊クロダイヤーという新しいヒーローも誕生し、市民参加型のまつりとして定着してきました。
まつりのクライマックスである炭坑節総踊りでは、あいにくの雨にもかかわらず約1千人の輪ができ、「炭坑節のふるさと田川」を大いに全国に向けて発信することができました。
今年も、初心を忘れず「温故創新・自主自立」の精神のもと、市民の皆様が愛着を持ち誇れる郷土づくりに邁進してまいります。
一方、日本経済は、米国発の金融危機以降、予断を許さない状況が続いておりますが、本市におきましても、少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少や、相次ぐ企業の撤退など様々な問題・課題を抱えており、大変厳しい状況にあります。本市が自主・自立の基盤を確立するためには、地域経済の活性化、とりわけ雇用の創出が重要な課題であります。
昨年開通しました筑豊烏尾トンネルは福岡都市圏との距離を縮め、人・物の往来を活発にいたしました。この交通網などを利用し、白鳥工業団地や望岳台団地に企業誘致を進めるとともに新産業の創出に力を注ぎ、雇用の確保に全力で努めてまいります。
私は、市長就任以来、「行財政改革」「産業構造改革」「教育改革」「福祉・医療改革」「環境改革」について、各々の改革を融合させる「ネットワーク5つの改革」を掲げ全力を注いでまいりました。本年は、この5つの分野を柱にまちづくりに対する基本理念や、中長期的な視野に立った本市の将来像などを盛り込んだ第5次総合計画を策定いたします。
今後は、第5次総合計画を核にさらなる改革をすすめ、財政体質の強化を図り、夢と魅力あるまちづくりに取り組む所存です。
今後とも皆様のより一層のお力添えをお願いします。
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